月読みの森

きゃぁあv

えーと、以下に載せてるのは、「闇夜に垂れる雫」のいおさまにリクエストした作品です。
魔王ルルと、勇者朝比奈の物語ですv
私がリクエストしたのは、このお話の続きの部分なのですが、「最初のお話もよいですよ」と仰って下さったので、両方掲載させていただきました。(続けたら、見にくいかな?)
さぁ。
いおさまの素敵な世界にlet's go!
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魔王と勇者

ある年、世界の1/3を占める大国ブリタニア帝国を暗雲が覆った。
ある場所に魔王が現れ、闘いを挑んできたのだ。
ブリタニア皇帝は魔王を倒そうと勇者を募り送り出したが、結果は芳しくなかった。
そこで、異世界から勇者を呼び出すことにした。
ブリタニア帝国には、世界が破滅に向かう時、異世界から来た者が世界を救うという言い伝えがあるのだ。
そこで、ブリタニア帝国に伝わる秘伝の魔法を使い、言い伝えの勇者を呼び出すことにした。
そして、ブリタニア帝国は異世界の者を呼び出すことに成功した。



朝比奈は急に異世界に呼び出された上に、勇者として魔王と闘うことになった。
そのため、この世界についていろいろと学ぶはめになっていた。
来たばかりのため、この世界について分からないことが多いのだ。
朝比奈はしなければならないことが多すぎるために疲れ果てていた。
そのため、与えられた部屋に着くとベッドに倒れ込み眠ってしまった。



朝比奈が気付くとそこは見たこともない所だった。
綺麗に整頓されたこの世界では一般的な部屋だ。
辺りを見回していると声がかけられた。
「勇者というのはお前のことか?」
朝比奈がそちらを向くと、そこには黒い服を着た緑色の髪をした少女がいた。
「君は?」
「私の声が聞こえなかったのか?お前が勇者なのかと聞いているんだ。まず、質問に答えろ」
少女は朝比奈が質問に答えない限り、会話をする気がなさそうである。
朝比奈はそのことを悟り、会話を進めるためにも少女の質問に答えることにした。
「一応、そういうことになってるね。で、君は?」
「私は魔女だ」
朝比奈は魔女という存在について聞いたことがあった。
というより、つい最近教えられたのだ。
なんでも、魔王の仲間の1人であるらしい。
自分は一応勇者ということになっているため、攻撃を受けるかもしれないと朝比奈は警戒する。
朝比奈と魔女が対峙していると扉が開き新手が現れた。
黒い服を身に纏った黒髪の少年だった。
白磁のように白い肌にアメジストの瞳を持った本当に綺麗な少年である。
手にはお盆を持っており、お盆には3人分のカップとピザが乗っていた。
「C.C.ほらピザだ」
少年はそう言って魔女にピザを渡した。
そして、少年は朝比奈の前にカップを置くと、そのままソファに座った。
魔女も少年の横に座る。
残りのカップは少年と魔女の前だ。
「C.C.が何か失礼なことをしませんでしたか?」
少年は不安そうな顔をして朝比奈に尋ねた。
「いや、されてないよ。あの、君は?」
「俺は魔王です」
朝比奈は驚いた。
まさか、この綺麗な少年が魔王だとは思わなかったからだ。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いい?」
「かまいませんよ」
「ここはどこなの?」
「貴方の夢の中です。少し魔法を使って侵入させてもらいました」
朝比奈はそれを聞いて、夢の中なら安全かもしれないと少し警戒を解いた。
「じゃあ、君たちの関係は?」
朝比奈には恋人というには甘さがなく、ただの仲間というには気安いという感じを受ける魔女と魔王の関係が不思議だった。
「将来を誓った仲だ」
「えっ!?」
「ただの共犯者ですから。C.C.誤解を受けるようなことを言うな!!」
魔女がさらっと言い放ったことを魔王が必死に否定した。
魔女は明らかにその様子を見て楽しんでいる。
「じゃあ、最後の質問。俺を仲間にしてくれない?」
「はっ!?」
朝比奈の言葉が意外だったのか、魔王は固まってしまった。
どうやら、イレギュラーに弱い性格らしい。
「ほう、何故だ?」
「だって、話聞いてたらさあ、ブリタニアの方が侵略戦争してるんでしょ?それで魔王は植民地解放のために闘ってるってことだし。それに…」
「それに、何だ?」
「それに、あんな変な髪型の親父のために闘うぐらいなら、美人のために闘いたいしね」
「それは真理だな」
朝比奈の言葉に魔女も賛同の意志を示す。
そんな2人の会話を聞いて、固まっていた魔王もついに我慢が出来なくなった。
「そんな理由でいいんですか!?大体、美人って誰のことです!!」
魔王の言葉に思わず朝比奈と魔女は顔を見合わせた。
「ルルーシュ、お前は黙っていろ」
「黙れって…」
「黙れと言っているんだ。これで勇者が仲間になるんだ。別に構わないだろ?」
「そりゃあ、そうだが…」
魔女はここぞとばかりに魔王を言い含めて、勇者を仲間にすることを承諾させた。
こうして、魔王は勇者を仲間にすることに成功したのだった。
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勇者=朝比奈
魔王=ルルーシュ
魔女=C.C.





作戦前夜

朝比奈が魔王の仲間になることが決まってから暫く経った後、朝比奈は魔王の城へと住居を移した。
朝比奈は自身が元々勇者であったこともあり、魔王軍―通称黒の騎士団―に受け入れられるのか不安だった。
しかし、その不安は杞憂に終わった。
それは、朝比奈より前に勇者となった者たちも黒の騎士団に寝返っていたのと朝比奈の変な髪型の親父よりも美人のために闘いたいという台詞が黒の騎士団内で広まっていたからである。
そのことにより、朝比奈はあっさりと黒の騎士団に受け入れられることが出来たのだった。



「朝比奈、調子はどうだ?明日は初めての実戦だろ」
朝比奈が道場にいると卜部に話しかけられた。
卜部は朝比奈が所属することとなった部隊のメンバーの1人である。
朝比奈が所属することになったのは藤堂鏡志朗という鬼人が率いる部隊だった。
朝比奈は詳しいことを知らなかったが、藤堂鏡志朗は有名な人物であるらしい。
なんでも圧倒的武力差があったにも関わらずブリタニア軍を倒したとのことで、『奇跡の藤堂』とも呼ばれているとのことだった。
朝比奈にはまだこの世界は未知なことが多く、そのことがどんなに凄いことなのかは分からない。
だが、会っただけで藤堂鏡志朗というのが凄い人物なのだということは感じることが出来た。
そのため、朝比奈は藤堂の部下となることを素直に認めたのだった。(上に立つ者が朝比奈の認められないような人物だった場合、朝比奈は絶対に従わない。朝比奈は意外とプライドが高いのだ)
「大丈夫。まだ魔法とかには慣れないけど、鍛練だけはしてるから」
「そうか。そういや、元々朝比奈がいた世界じゃあ魔法なんてないらしいな」
「そうなんだよね。だから、魔法なんて言われてもなかなかピンと来ないよ」
「まあ、その辺はその内慣れるだろ」
「だといいんだけど…」
「大丈夫だって。兎に角、今日はもう休め。明日は大変だぞ」
卜部はそう言って笑った。
朝比奈は卜部に言われた通り今日はもう休むことにして道場を後にした。
しかし、朝比奈は気が付くと自身の部屋を通り過ぎてアジトの最も奥にある部屋の前にいた。
朝比奈は少し逡巡してからその部屋の扉を叩いた。
「ルルーシュ君、ちょっといい?」
「朝比奈か?鍵は開いている。入れ」
朝比奈は言われるままに部屋に入った。
部屋は暗く蝋燭が仄かに周りを照らしていた。
部屋には蝋燭以外の灯りはなく、さらに今日は月さえ出ていないようで窓の外さえも闇しかなかった。
そんな部屋に1人の少年がいた。
その少年こそがこの城の主である魔王だった。
「朝比奈、どうした?眠れないのか?」
「そんな子供じゃないよ…ちょっとルルーシュ君と話がしたくてね」
朝比奈は実戦を明日に控えた今、無性にこの魔王と話がしたかった。
自然とこの部屋の前に来てしまったのはそんな思いが行動に出てしまったたからではないかと朝比奈は思った。
「話?かまわないが何だ?」
「明日の作戦のことで少しね」
「不安なのか?」
魔王は朝比奈が明日初めて作戦に参加することを思い出しながら言った。
不安かと言われれば当然不安である。
初めての実戦なのだ。
不安にならないはずがない。
怪我をするかもしれない。
敵とはいえ人を傷つけることになるだろう。
もしかしたら殺すことになるかもしれない
不安要素は沢山ある。
しかし、朝比奈が一番不安に思うことはそんなことではなかった。
「そりゃあ、不安だよ。心配なこともいっぱいあるしね。でも、一番不安なのはルルーシュ君が怪我しないかってことだよ。作戦に出るんでしょ?」
朝比奈はそう言いながら魔王に近づき、魔王の頬に触れた。
魔王は気にしないのか朝比奈の好きにさせている。
「ああ、将が前に出ないと部下はついてこないからな」
「それがルルーシュ君の信念だということは分かるよ。でも、俺はルルーシュ君に怪我なんてして欲しくないんだよ」
朝比奈は魔王の頬に触れていた指を降ろし、両手で魔王を抱き締めた。
「……朝比奈、苦しい」
しかし、朝比奈の抱き締める力が強すぎたのか魔王が呻いた。
「ご、ごめん」
朝比奈は慌て力を弱める。
そして、話を続けた。
「俺、たぶんルルーシュ君に一目惚れだった。それで、ルルーシュ君の仲間になることに決めて、実際仲間になってみてもっと好きになった。大事にしたいと思った。だから、明日の作戦にルルーシュ君が出るって聞いた時怖くなった。ルルーシュ君が怪我をするかもと思うと自分が怪我をすることより怖かった」
今思うと魔王と初めて会った時、魔女との関係が気になったのは魔王に一目惚れしてしまったからなのだ。
だから、魔王にとって特別な存在であるように感じた魔女のことが気になった。
魔女に魔王との関係は将来を誓った仲だと言われてショックだったのもそれでだろう。(あの時魔女が楽しんでいたのは魔王の反応だけではなく、朝比奈の反応もだったのかもしれない)
そんな自分の思いが少しでも魔王に伝わるようにと朝比奈は魔王を抱き締める力を強くした。(但し、先程のように痛い思いをさせないためにちゃんと加減はした)
朝比奈はそっと腕の中の魔王を見た。
すると、魔王の顔は耳まで赤く染まっていた。
そのことに朝比奈は嬉しくなった。
「ねぇ、ルルーシュ君は俺のことどう思ってくれてるの?」
「…分からない」
「分からない?」
朝比奈が尋ねると魔王はこくりと頷いた。
「勇者が黒の騎士団が入ってきたのは初めてではない。それなのに、気が付いたら朝比奈のことばかりを目で追っていた。始めは朝比奈が異世界から来たからか入る時の理由が変だったからかとも思ったんだが…そんなことが気になってる訳じゃないということに気付いた。だが、ならどうしてか考えても分からなかった」
朝比奈は魔王の言葉を聞くと嬉しそうに笑った。
「ルルーシュ君、ルルーシュ君は俺にこんな風に抱き締められるのは嫌?」
「…嫌じゃない」
魔王は急に変わった質問に戸惑ったようだが、素直に答えた。
「それじゃあ…」
朝比奈はそう言って自身の唇を魔王の唇に触れさせた。
「嫌だった?」
魔王は赤かった顔をさらに赤くしながら、首を横に振った。
朝比奈はそのことに笑みをさらに深めた。
「なら、もう一回いいよね」
そして、朝比奈は魔王が返事を返すよりも早く唇を合わせた。
鈍い魔王に思いを自覚させるように。

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あとがき
炎様、こんな感じになってしまいました。
口説き落とす?恋人の座?
いろいろとリクに沿えていない気がものすごくしています。
すみません。
私にはこれが限界でした。
返品も可能なので、気に入らなければ遠慮なく言って下さい。


ホントに、こんな素敵なお話が載せられるなんて、ありがとうございますv
頑張って私もお話仕上げよう。うん。
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