月読みの森

ふみゅん

ねむい
けど、やることある
だから、ちょっと起きてる
でも
日曜にはv
だから
ここでいやしをいっこv
   拍手する
両雄並び立つとき


6 計画


「いいか?」
「ああ」
「では、作戦通りに」
「おお」
 愚か者達の謀略は、進む。
 その策略と言うもおこがましい企み、全てを見通されているとも知らず。
 自分たちこそが正しいのだとの、思い込みとともに動いていく。
 そして。
 その時は、来た。


「ゼロ、朝比奈隊長が突出して、囲まれました!」
 いつもの作戦時。
 いつもの展開で。
 藤堂と四聖剣はそれぞれの隊を率い、ブリタニア軍との戦いを展開していた。
 藤堂は中央から、卜部とともに。
 仙波は千葉とともに左後方より。
 そして朝比奈は、右後方よりブリタニア軍に忍び寄り、奇襲することになっていた。サポートとして、扇とともに。
 それぞれの隊は時間差をもってブリタニア軍を急襲していた。まずは中央、そして左後方。
 最後に右後方からの攻撃を持ち、迅速に撤退という作戦であった。
 中央、左後方からの攻撃はうまくいった。
 しかし。
 右後方からの攻撃は…
 密かに自らに取り込んだ者たちを巧みに使い、情報を遮断し、朝比奈を孤立するように仕向けた愚か者がいたため、朝比奈は孤立し、一人、敵に囲まれる形と成った。
 そして、それに気づいた隊員の一人が、ゼロに連絡を入れた。
 けれど。
(もう、手遅れ、だよ)
 ほくそ笑む、愚か者。
 思ったよりも、うまくいった作戦。
 これで、邪魔者は消える。
 自分たちの手を汚すことなく、己の失態という形で。
 そう。
 ふたつの誤算さえなければ、それはうまくいっていただろう。
 けれど。
 愚か者は見誤っていた、朝比奈の、能力を。
「なっ」
 例え幾十の敵に囲まれたとしても、一般兵など、朝比奈の的ではないのだということに。ギルバートやコーネリア、体力バカランクで漸く対等なのだということを。 
 そう。
 朝比奈は己を囲んだ的を、時には数機一緒に、殲滅していったのだ。
 けれど、あまりにも多い敵に、そのままであれば、朝比奈も傷ついていたかもしれない。 けれど、愚か者ふたつ目の誤算は。
「大丈夫ですか、朝比奈さん!」
「カレン? どうしてここへ!?」
 そう。
 陥れられる本人も、総司令官も、愚か者の行動を分かっていたということ。
 だから、カレンを遊撃隊とし、いつでも動けるようにしていた。
 そして、一番隊からの一報が入ったと同時に、ゼロが命令していたのだ。
「カレン、朝比奈の元へいき、援護せよ」
と。
 ゼロ命であり、その能力が故に朝比奈のことも認めていたカレンに否やがあるはずもなく。
「はい!」
 諾の返事とともに紅蓮をかり、朝比奈とともに戦った。
 それを見た一番隊の面々は、遅まきながらも参戦し、朝比奈やカレンをサポートした。何人かを残して。
 それを見て、朝比奈はほくそ笑む。
 そして。
「撤退!」
 あらかたの敵を倒した頃合いを見計らって、朝比奈は撤退命令を出す。
 それはあらかじめの作戦であったため、決められたルートを通り、撤退していく。
 愚か者達も、歯ぎしりしながらも、それに倣う。
 今は…と、思い。
 そして。
 全員が撤退し終わり、その日の報告が為された。
 迅速な行動により、死者はゼロであった、と。

 計画通りの展開に、ふたり(たす1)は、ほくそ笑み。
 計画の破綻に、愚か者は、歯ぎしりする。

 
 


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