月読みの森

頂いてきましたvその1

フリー配布の小説(勿論朝ルルv)を頂いちゃいましたv
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楽しい時間が過ぎるのは 前編
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30万HIT御礼フリー配布小説

注意:

※朝ルル+生徒会
※ギャグとシリアスの中間な感じ?
※河口湖&ナリタ事変は回避させた!
※生徒会メンバー(スザ除く)はルルの味方。
※ルルが幸せなら何でもOK!
※色々捏造は当然!

 そんなの許せない!という方は、このままバックプリーズ。
 それでもイイ!という方は↓へスクロール


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「皆に、紹介したい人がいるんだ・・・。」

 まるで、娘が父親に恋人を紹介するようなフレーズを、照れくさそうに言ったルルーシュを見て、生徒会メンバー(スザクは例によって例の如く軍務でいない)は、雷に打たれたようなショックを受けた。
「・・・る、ルル?紹介したいって・・・だ、誰?」
 シャーリーが首を傾げると、ルルーシュはもじもじとしだす。
「昔、世話になった人なんだ。・・・その・・・日本人で・・・。」
「い、イレブン?」
 怯えたように言うニーナに、ルルーシュはニコリと笑う。
「怖い人じゃないよ、ニーナ。それに、イレブンって言うのは蔑称だから、言わないでほしいな。」
「ルルーシュが・・・そう、言うなら・・・。」
 頷くニーナにホッとして、それから、ルルーシュはミレイを見つめる。
「7年前、理事長に拾って貰う前に、お世話になったんだ。」
「・・・ということは、スザク君も知ってるの?」
 それなりに事情を知っているミレイも初耳といわんばかりに目を丸くして訊ねる。
「知ってる。・・・でも、ちょっと、問題があって・・・スザクには会わせられないんだ。」
「・・・な、なぁ、それってさ・・・もしかして、黒の騎士団関係者・・・とか?」
 リヴァルが問えば、その隣で黙りこくっていたカレンがギョッとする。
「・・・そう、なるかな。・・・でも、さっきも言ったけど、悪い人じゃないんだ。ただ、日本を取り戻したいだけなんだよ、あの人達は。」
「・・・そうだよなぁ。俺らはこうしてさ、普通に暮らしてるつもりでも、やっぱ、ここは元は日本の土地だったんだもんなぁ。」
 はぁ、と溜め息をつくリヴァルに、ルルーシュは苦笑をうかべた。
「まあ、それは極論だけどな。戦争に負けた時点で、日本がブリタニアに占領されるのはきまりきっていた。でも、それが正しいことだとは、俺は思えない。」
「・・・そ、そう、だよね。・・・もし、逆の立場だったらって思ったら・・・。」
「ニーナの言う通りだね。もし逆の立場だったらって考えたら、すっごく嫌だもん。」
 ニーナに同意してシャーリーが言えば、リヴァルもうんうん、と頷く。
「で、スザクには会わせないようにってことは、スザクが軍務の時に連れてくるってことだよな?」
「そうなるな。・・・こっちから会いに行くのは危険だから、駄目と言われてしまったんだ。」
 リヴァルに問われ、ルルーシュが頷くと、ミレイがはーい!と元気よく手をあげた。
「なら、私に考えがあるわ!!スザク君が来て騒ぎにならないような方法!!」
「・・・そ、そんな方法があるんですか?」
 不審げに問うカレンに、ミレイはうんうん、と頷く。
「もっちろーん。・・・ね、ルルちゃん。ルルちゃんもあそこを使おうと思ってたんじゃないの?」
「・・・わかりましたか。さすがですね、会長。」
 いたずらっぽく笑って、ルルーシュは肩を竦めた。
「ね、ねぇ、あそこって???」
 話についていけない面子を代表して、シャーリーが訊ねると、ミレイがふっふ~ん、と胸を張った。
「我がアッシュフォードが、腕によりをかけて制作した、地下基地よ!!」
「「「「ち、地下基地ぃ~!?」」」」
 ミレイとルルーシュを除いた全員が声を揃えて叫んだ。
「おほほほっ!万が一の時の為に作っておいたのよん☆」
「・・・万が一って・・・何っスか・・・。」
「・・・あ~・・・えっと・・・ルルちゃんとナナちゃんの為、としか言えないわ。ごめんなさいね。」
 ニコリと笑うミレイの表情は、これ以上は本当に口を割るつもりは無いように見えた。だから、リヴァルは問い質すのを止め、ルルーシュに向き直る。
「で、いつにするんだよ?」
「ナナリーがスザクから聞き出したところによると、ここ2、3日は軍務が入ってるらしいから・・・明日、来て貰うようになってる。今日はとりあえず、皆に説明だけはしたくて・・・。でも、どうしても、皆には知っていて欲しいんだ。・・・皆は、俺の大切な友人だから。」
 その言葉に、ミレイとリヴァルとシャーリー、そして、ニーナの表情が緩む。しかし、1人難しい顔をしたカレンがそわそわと落ち着かなさげにしているのを見て、ルルーシュは苦笑をうかべた。
「カレンさん。」
「な、何?」
 ビクリと肩を跳ねさせたカレンに、ルルーシュはゆっくりと近寄り、そして、困ったように眉根を寄せた。
「・・・もし、まだ、このままでいたいなら、知らないフリをするように言っておくよ?」
 ポソリ、と耳元で囁かれ、カレンはギョッとして身を引いた。
「・・・カレンさん?」
 首を傾げるルルーシュに、カレンは戸惑いの視線を向ける。
「いつから・・・。」
 その言葉を発した後に、他の生徒会メンバーがいることを思い出し、カレンは動揺して、視線を彷徨わせた。このまま、カミングアウトしても良いものなのだろうかと、迷ったのだ。
「ずっと・・・前から。でも、まだ、俺はここに未練があったから、今まで言いだせなかったんだ。」
 カレンの呟きを誤魔化してくれたルルーシュに、苦笑をうかべたカレンは、肩の力を抜いた。
「いいわ。・・・私も、そろそろ限界かなって思ってたから。・・・同じだったってワケね、貴方も。」
 2人の会話に、首を傾げていた生徒会メンバーだったが、次のカレンの言葉に、またも仰天した。
「で・・・貴方が紹介したいって言う人が黒の騎士団関係者なら、私のことも聞いていたんでしょ?だって、私は、黒の騎士団のエースパイロットだもの。」
「「「「え・・・えぇぇぇぇっ!?」」」」
「ああ。聞いていたよ。というか、俺は結成当初から、黒の騎士団に関わっていたけれど。」
「!?」
 ギョッとするカレンに、ルルーシュはにっこりと笑んで見せた。
「学生の身では、何も出来ない。・・・だから、俺は・・・いや“私”はこの方法を取らざるを得なかった。」
 その一言で、カレンは全てを理解した。
「・・・なるほど・・・騙されたわ。・・・貴方、役者になれるわよ。」
「・・・ふ。俺は、目立つわけにはいかないから、無理だな。」
 くつくつと笑うルルーシュに、カレンは溜め息を漏らす。
「・・・で、会長は知ってたんですか?」
 ニヤニヤと笑っていたミレイを視界に捉えたカレンは、軽く睨んで訊ねた。
「あは。だって、ルルちゃんてば、わかりやすいんだもの。あんなこと言ったら、誰だって、ルルちゃんがゼロだってわかるわよ。」
 ね、皆?と聞かれれば、生徒会メンバーが皆頷く。さすがのルルーシュもリヴァル達にまで気づかれているとは知らなかった為、驚いたように目を丸くした。
「・・・し、知っていたのか。」
「そりゃ、わかるだろ~。お前と何年、つるんでると思ってんだよ。」
「カレンはさすがにわからなかったけど、ルルのことは、すぐわかったよ。」
「・・・弱者の味方って、ルルーシュらしい、よね。それに、この付近には近寄らない方が良いって、ルルーシュが言う時って、決まって、その付近で、黒の騎士団とブリタニア軍の戦闘があったもの。」
 リヴァルが肩を竦め、シャーリがニコリと笑い、ニーナが苦笑をうかべる。
「・・・あ。」
 口元を押さえ、ルルーシュは顔を顰めた。
「おかげで、お父さんは無事だったんだ。・・・ナリタ付近に家族が行ったりしないかってルルが訊くから、私、慌ててお父さんとお母さんに連絡取ったんだよ。もし、ルルが訊いてくれなかったら、私、お父さんを亡くすところだった。」
「・・・生徒会の慰安旅行も、河口湖には行かない方が良いってルルーシュ、言ったよね。別の方面に行く方が良いって。あんまりにもルルーシュが反対するから、私達、結局、慰安旅行を取りやめたんだもん。」
 ルルーシュの言葉の端々から、黒の騎士団の動向が漏らされるので、スザクにバレやしないかと、ハラハラしていたのだと口をそろえて言われれば、ルルーシュは苦笑するしかない。
「・・・はは、気をつけていたつもりなんだけどな。」
「生徒会室にいると、気が緩むんじゃない?・・・スザク君や、カレンがいる時はちょっと緊張してたみたいだけど。」
 ミレイに言われれば、ルルーシュも肯定するしかない。
「そうだな。・・・みんなを巻き込みたくないと思ったから・・・。だって、これは、俺の私憤でもあるわけだし。」
「私憤?」
 今度は、カレンが首を傾げる。
「どういうコト?・・・貴方がブリタニア軍とか貴族とかに良い感情を抱いてないのは知ってるけど・・・。」
「・・・それは、生い立ちのこともあるから・・・ちょっと、簡単には言えないんだけどな。」
 クス、と笑い、ルルーシュは肩を竦めた。
「じゃあ、明日・・・地下基地へのルートは、会長が知ってるから。・・・俺と・・・カレンもかな、明日は学校を休むよ。」
 ルルーシュの言葉に、生徒会メンバーは頷き、そして、その場は一度解散した。


― 夜・黒の騎士団基地

「・・・で、貴方の紹介したい人って、誰なの?」
 ゼロの部屋で、ルルーシュが着替え終わるのを待ちながら、カレンが奥の方にいるルルーシュに話しかける。
 ゼロの仮面を脇に抱え、奥の方から出てきたルルーシュはカレンの座っているソファーとは反対側のソファーに腰を下ろす。
「・・・今、ここで言わなきゃダメか?」
 困った様子を見せるルルーシュに、カレンは今更でしょ、と呆れる。
「だって、明日には皆に会わせるんでしょ?・・・なら、良いじゃない。」
「・・・う。」
 複雑な表情をうかべて言葉を詰まらせるルルーシュに、カレンは首を傾げた。
「そんなに意外な人なわけ?」
「・・・たぶん、普段から接してるカレンから見れば、かなり意外だと思う・・・かな。」
 ぼそぼそと言う姿に、カレンの知っているゼロの威厳もルルーシュの尊大さも感じられず、カレンはクツクツと笑う。
「やだわ、貴方のイメージが変わっちゃうじゃない。・・・で、その人は、貴方がゼロって知ってるの?」
「ああ、それはもちろん。ちゃんと理由も話せって言うものだから・・・全部白状させられたよ。」
 はぁ、と溜め息をつくものの、どこか幸せそうなルルーシュに、カレンの表情が緩む。
「そう。良かったわね。」
「まあ、今じゃそう思えるけどな。・・・でも、最初は大変だったんだぞ・・・。」
「・・・最初?」
「俺がゼロだってバレた時、さんざん怒られたんだ。・・・スザクのことで動揺していたからって、迂闊だった。」
「・・・じゃあ、相手にバレた時って、スザクが白兜のパイロットだって知った後のことなの?」
「ああ。・・・その直後だよ。」
 カレンに答えたルルーシュは、仮面を被り立ち上がる。
「いつまでも顔を出さないと怪しまれるしな。・・・ラウンジに行くぞ、カレン。」
「・・・はい。ゼロ。」
 仮面を被れば、もう、ルルーシュではなくゼロ。その切り替えがあっさりとできた自分を褒めながら、カレンはルルーシュの後に続いて、ラウンジに向かった。


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 後編(←すみません修正)中編に続いたりします。
 朝ルルなのに、朝比奈さんのあの字も出てこない有様・・・。


最初の注意書きを読まなかったので、最初は相手が誰か分からなかったりしてv
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