月読みの森

ほっとひといきv

とりあえず、引っ越すことになったのだけれど、急がなくなった。
いやぁ、諸々の事情が重なって、ね。
とりあえずは、現状維持。
でも、そのうち、でるのなか?
慎重に、慎重にv

ということで、おまけのギアちゃんv
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私の愛しいあの人

17


 事情を何も知らない騎士団幹部は、混乱していた。
 ゼロから言うことがあると言われて、謝罪なりなんなりだと思っていたのが、全く正反対の、糾弾であったのだから。
 しかも、その言葉には理があった。
 確かに、いきなり戦場を離れたゼロにも非はあるだろうが、それでもゼロは指揮権の委譲を一方的かつ口頭でとはいえ、きちんと行っている。
 また、万一ゼロが負傷なりをした場合等を想定した作戦概要を作成し、扇に渡しているという。
 ならば、自分たちさえ与えられた仕事をこなしていれば、あれ程の惨敗を喫することはなかったのだと、今更ながらに気づいたのだ。
 ゼロさえ離れなければと息巻いていた千葉でさえ、それを言うことはすなわち自分たちが無能であると言うことを、声高に叫んでいたのだと言うことに気づき、口を噤んだ。
 が。
「…と言うことは、やっぱり“そう”なんだ?」
 一人だけ、言うべき言葉を持つ者がいた。
「…そう、だ」
 それに、ゼロもそれまでの勢いを納めて、答を返す。
 他の者には分からないことも、朝比奈には分かった。
 だから、
「戦場から離れたのも…」
「分かっているなら、言うな」
「…はーい」
 素直に、従う。
 ついでに、この返事には、先の罵倒への返事も含まれていたりする。
 だって、“そう”なんだったら、言わなかったのも、離れたのも、当たり前だから。後のことをまかされたのに、できなかったのは、自分たちだ。なのにそれを棚に上げて責めるなんて、出来る訳がないから。
 そんな朝比奈に、C.C.が笑いながら問いかける。
「何だ、後の二つは聞かなくてもいいのか?」
「んー? だって、それは後でなんでしょ?」
 それに、それはここで聞くことではない…時と場所を移してからだろうと言えば。
「成る程、まぁ…馬鹿ではないと思っていたが、しっかりと爪を隠していたのか」
「あははv 褒め言葉として、とっておくよ♪」
 そんな朝比奈はC.C.のお気に召した様で、
「よかろう、認めてやるよ」
とのお言葉を頂いた。
 ある意味もの凄く傲慢なのだが、
「そうか」
 …ゼロが認めたので、よしとしようとした朝比奈は、どこまでも朝比奈だった。
 ついでに。
「良かったな、朝比奈」
 何かちょっぴり残念そうに言う卜部に引っかかったけれど、まぁ、結果良ければオーライと言うことで、突っ込んでは考えないことにしたv(というか、突っ込んでしまえば、何かが倍になって返ってきそうだったから)
 それをゼロは満足そうに見やり、未だに置き去りにされている開放メンバーズに事情説明を兼ねて休ませようとしたのだが。
 目の端をかすめたあるものに、忘れていたことを思いだした。
「ああ、その前に、確かめておくことがあったな。
 なぁ? 
 裏切り者の枢木スザク?」
言葉と共に、視線を空中へと向けた。
 そこには。
 フロートシステムで難を逃れた、白兜の姿があった。


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