月読みの森

………

えと、ちょっと恐ろしいモノを見てしまったのよね。
落とし物で届いたのなんだけど、ね。
いや、シンプルな、生成り色の、細長いフェイスタオルなのよね。
特徴は、はしのほうに、ローマ字で文字があったことくらい?
でも、その文字が大問題!
だって、
shinryo
よ?
診療だったら、絶対に医療機関の名前あるよね?
ぜったいこれって、伸遼よね?(…分かる人には、わかるよね?)
って、腐女子がいるの?
まずい、まずいよ!
だって、教えてないもん!
ばれるのは、まずい!
…今まで以上に慎重にしとこう。
うん。


ということで、おまけのギアちゃんv
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私の愛しいあの人


 21

 とりあえず、知りたかったことーゼロの正体とルルーシュのことーも知り、話してくれると言ったことも二つー枢木のことと、子どものことーまで聞いて。ついでに、愛しのルルーシュをその手に抱き締めて、朝比奈はご満悦だった。
 藤堂と仙波は、ゼロの正体及び朝比奈に話すと言っていたふたつのことー枢木&子どもーについては了解した。
 藤堂はそれにプラスして、ルルーシュ自身のことについても了解していた。…7年前、桐原翁の下について働いたことがある故に。それでも、いいと思っていた。彼女が彼女であるのならば。彼女の反逆の理由もまた、分かったが故に。
 卜部・カレン・C.C.としても、朝比奈が馬鹿ではなかったことにまぁ、いいだろうと考えていた。藤堂と仙波については、残す方向に持って行くと閻魔帳にチェックを入れておいた。
 けれど。
 分からない、…否、知ろうとしない輩はどこにでもいるもので。
「ちょっ、いったいなにがどーなってんだよ!」
 その代表格である玉城の叫びに、思わず知っていた者達と知った者達は表情を顰めた。
 …それが、玉城一人の思いではなく、残りの…幹部と呼ばれるメンバー達の思いであることは表情から見て取れたから。
 思わず、捨ててやろうかとも思ったが、流石に何の脈絡もなく切るのは何なので、段階を踏むことにした。
 これで分からなければ、捨ててやるとばかりに。
「とは、どういう事だ?」
 で、まずは何が分からないのだと聞いてみる。
 まさか、根本のところまで分からないとは言わないだろうなとのオーラを籠めてv
「確認して、いいか?」
 それに恐る恐る、と言うか、緊張した面持ちで言葉を発したのは、杉山だった。(ここで、扇の点数マイナス1。曲がりなりにもリーダーしてたんなら、お前がやれ、とはルルーシュ心の声v)
「ああ」
「…あー、君、がゼロで、いいのか?」
 だが、流石にそこまでのバカではなかったようだ。
「そうだ」
 だが。
「…女性?」
「男に見えるのなら、眼科へ行け」
「で、えと、その子は…」
「私の子だな」
 気にするなとは言わないが、メインはそっちかと言いたくなる。
「で、父親が…」
 そう言いながらちらちらとある人物を見ている時点で、分かっているなら聞くなと言いたかったが、それも仕方がないかとにーっこりと笑んで答えてやる。
「ああ、省吾さんだな」
 ルルーシュとしてv 
 …だが、そのことを、一体どのくらいの人間が分かったかは疑問ではあったが。
 で、そこまで聞いた時点で、彼らは黙り込んでしまった。
 お互いに微妙な表情をして、視線を交わしたりもしていた。
 それを見て、思わず溜息をついてしまったルルーシュに、罪はないだろう。
 朝比奈と藤堂はもう分かっているが、これではあと二つのことを話すに話せない。…言えるのは、仙波くらいかと思えば、溜息もでようものだ。
 ルルーシュの溜息の理由を、卜部&カレン&C.C.ー此方はきちんと二つの理由を知っているーと朝比奈&藤堂ーこちらは、ルルーシュの身分と思っているーは分かっていたが故に納得したのだが。
「なんだよ! そのため息は!」
 …そう思わない馬鹿者もいて。
 玉城だなぁ…とは思うが、それも限界がある。それに他の面々の表情を見るに、質問を発したことで少しは見直されつつある杉山も、南も、ついでに扇も同じ想いらしい。
 軍人であるはずの千葉も、自分の感情に支配されて思考が硬直しているのか、幹部連ほどではないにしろ、硬い表情をしている。…ゼロを、信じ切れていないのかも知れない。
 これは、だめかな。
 幹部連は、切るべきか。
 そうルルーシュ…他の面々も思ったとき。
 カチャリとドアの開く音が聞こえかと思うと、
「まったく、情けないわよ」
ひとつの声が聞こえた。


22へ


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