月読みの森

えと

先週はお話アップできんかったので、とりあえず今週は二つv
一つは今日で、明日もいっこv
お知らせした新しいの一個と、続きを一個と言うことでv

それでは、ひとつめv
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貴方だけを愛してる




「何をしているんだ?」
 藤堂がやってきて、そう言ったことに、ルルーシュは心底ほっとした。
 一体何がどうしてこうなったのかは分からないのだが、二人が睨み合っていたりしたから。
 ロイドが独占欲を発揮するのは、何時ものことだと認識している。これは、初対面の時からのことだったから。(←何故かは、自覚無し)
 で、朝比奈がお茶を出さなかったことに何も言わなかったのも、朝比奈の意図…毒殺はしませんというを、察したからだと思っていた。(←間違ってはいない)その辺りの頭の回転とか、場を読む能力とかは、信頼している。…性格は戴けないのだが。
 だが。
 だが、である。
 なんで、そこから睨み合ってしまうのかが分からなかった。
 ロイドに言いたい。
 相手の意図を悟ったのなら、大人しくしていて欲しいと。
 朝比奈も、なんでそこでにらみ返す? 自分の事を知っていたあの時なら兎も角、今の朝比奈は、自分のことを何もー普通に出回っている情報くらいしかー知らないはずなのに、何故だと。
 その辺り、ルルーシュは天然だったりしたv
 けれど。
「……朝比奈、お茶を頼む」
 藤堂は、何となく察してしまった。
 自分が声をかけた瞬間に、こちらにちら…と向けられた二人の視線に。それに含まれた、色に。
 騎士の方は分からないが、それなりに長い付き合いである朝比奈の方は、見事なまでにオープンだったから。
 それに、朝比奈のことを知っていたから。
 そう。
 朝比奈は、切れすぎる刃(やいば)だった。
 巧妙に隠されてはいるため知るものは少ないが、その高い能力は、紛れもない。恐らくは、己すら凌駕するのではないだろうかと藤堂は思っている。
 だが、それを表に出すことのマイナス面を朝比奈は知っていて。だからこそ、人前にそれを出すのを由とはしなかった。
 けれど、その剣を納める鞘がなかった。
 今は、仮の鞘として藤堂を認めてはいるが、決してそれで満足している訳ではないことを。
 仮の鞘であるが故に、朝比奈は擬態をしていた。…時折、洩れてはいたようだが。
 そんな朝比奈が、見つけたのだと。
 本来の刃の収まるべき鞘を見つけたのだと、分かった。
 それが、彼…敵対しているブリタニアの皇子であるのは皮肉ではあったが、彼の様子に間違いはないだろう。
 ならば。
 藤堂にしてやれるのは、ひとつだけ。
 そう考えつつも、そう言えば、と思う。
「で、皇子殿には何用あって来られたのかな?」
 そう。
 そもそも、朝比奈が彼を見つけたのは、皇子が自らこちら…というか、この道場に来たから。
 とはいえ、何故来る必要があるのか?
 それが、分からなかったので、そう聞いた。
 それに。
「ああ。命令違反をして貰いたくてな」
 そう、宣ったのだ。



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