月読みの森

そしてv

えと、新しいやつかな?
でもこれ、一応最後まではできてるのよv
15話くらいかな?
ゆっくりアップしてくねーv

では、どうぞんv
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きみがため





「えと、ここ、どこ?」
 俺は、とっても混乱していた。
 先まで自分のいた場と、現在いる場所とのギャップに。
 それも、仕方のないことなのかも知れない。
 先まで、己は確かに戦場にいた。自分が今パイロットスーツを着ているのが、その証拠だ。そして、木下の証言を得て、それを藤堂に伝え、真実をロロに確かめるべく、政庁に向かって。
「光に、包まれたん…だよね?」
 思わず声に出してしまう。
 そうして思い出していって…。
「あれ? そういえば…」
 ふと、脳裏に何かが引っかかる。それが何だったろうかと探りかけたとき。
「何をしている?」
 声が、聞こえた。
 それに、大分惚けていたのだと気づく。どことも知れない場所で無防備になるなんて、軍人失格ではないか。
 さっと気を引き締め、何時でも対応できる様に躯を緊張させて、声の方に視線を向けて…。
 絶句した。
「えと、こど、も…?」
 そう。俺の目の前にいるのは、6~7歳程度の、紛れもない子どもだった。偉く綺麗で、豪華そうな衣服を纏っているけれど。
 で、何かとがめられてるの、かな?
 なんで、だ?
 訳の分からない事態に、何で戦場に子どもが…とか何とか現実逃避をしていたら、
「何を言っている。ここがどこか分かっていてきたのではないのか? 間抜けな刺客だな」
聞き捨てならない言葉が聞こえた。
「刺客って何? 失礼だろう」
 そう。
 刺客とは何だ、刺客とは。
 そりゃあ、軍の仕事でイロイロしたけど、無抵抗のー武器、もってる様には見えないしー子どもを殺すなんて卑怯なマネはしないぞと憤ったのだが。
「まぁ、確かに。こんな間抜けな刺客はいないか」
 チョットマテ。
 何か目の前の子ども、違う意味で納得して下さったみたいである。
 間抜けって何だ。…まぁ、ぼけてたから、仕方ないかもだけど、しかしそれもなんか腹が立つ。
 ので。
 反論を試みようとしたのだが。
「…こっちへこい」
 言葉に出す前に、先に言われてしまった。
「え?」
 しかも、先までの反応とは、反対の言葉を。
 思わず、間抜けな声が出てしまった。
 それに子どもは、
「なんだ、やっぱりお前、刺客だったのか?」
自分の考えが違ったかと言うのだが。
「いやいやいや、違うから」
 それだけは否定したくて、手と頭をぶんぶんと振る。
「なら、こい。こんなトコに何時までもいたら、殺されるぞ」
 はい?
 …間抜けな表情、してたんだと思う。
 だって、子どもは呆れた様な表情をしたから。
「ここはアリエスの敷地だが、すぐそこは出口だ。不審者が見つかればどうなるか分かるだろう。だから、こい」
 そうして、諭す様に言って、すたすたと出口と言ったのと反対へと歩いて行った。
 で。
 俺としては何でか…ま、理由はいろいろあるんだろうけど、とにかく、その子に着いてったんだ。
「ま、待ってよ!」
 …置いてかれるって、思っちゃって。

 で、知ることになる。
 あの子が誰で、ここが、どこか。

 そして。





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