月読みの森

ふみゃん

ゾーイ買ったぞv
にゃかにゃかにおもしろいv
そしてもうすぐあれv
いや、てれびじゃないよ。
でも癒しも欲しいなぁ
てことで、えへへのへv
これは、一応、あれ、かな?
   拍手する
貴方はだぁれ?





「…なんで、こいつがここにいるんだ?」


 日本が独立を果たして三年。
 やっとというべきか、もう、と言うべきかは分からない。
 けれど。
 “日本人”であることを堂々と名乗れることに誇りとうれしさを持つ者が多いのは、確か。
 そして。
 日本人を名乗る外国人に偏見を持たないのも、ここ、政庁では当たり前のこと。
 なにせ、その母体となったのは、“正義の味方”の黒の騎士団であり、“人種を問わず弱者を守る”事を理念としていたのだから。
 それに。
 ここに集う“外国人”は、そんな偏見を持たない面々でもあったから。エリアと名乗っていた頃から、差別をしていない人々がここに集っているのだ。
 だから。
 新参者たちが集う入庁式でも、先輩の中にたとえブリタニア人がいたとしても、それは“当たり前”なのだが。
 その年の入庁者の中でもっとも成績優秀であった人物…“山木泰志”(やまきひろし)も当然そんな人物であると思われた。
 けれど。
 入庁式当日。
 彼は一人のブリタニア人を見るなり、叫んだのだ。
 それは、あまりにも差別的な発言であり…。
 管理職…俗に幹部と呼ばれる面々は一瞬で鼻じらみ、入庁取り消しを宣言しようとした。
 その瞬間。
「ソレは、こちらの言うことだぞ。なぜ、お前がそこにいる? 桐原泰志?」
 聞こえてきた声に、周囲は静まりかえった。
 みなが声のした方を振り返れば、そこには緑の髪をなびかせ、傲岸不遜にホールへと入ってくる女性の姿があった。
 そうそれは、入庁式に政庁のトップでもあるゼロの代理として入庁式に遅れて入ってきたC.C.だった。
 ゼロの相棒であり、(一部、愛人だと騒ぐ輩もいたが、そいつは今はここにはいないしv)常に登庁しているわけではないゼロとの連絡を唯一できる者。
 その彼女は、今何と言った?
 差別的発言をした彼を糾弾するでなく、ただ、名を呼んだ。
 だが、その名前は、彼の名前ではなく、現在の日本のトップ…首相である桐原泰三と同じ名字であったのが、問題だった。
 けれど。
 だれもが彼女のもたらす殺気にも似た鋭い気迫に圧倒される中、黒の騎士団でも幹部として活躍し、今や鬼の総務課長と呼ばれる井上女史が、言葉を発した。
 ただ一言、「しぃ…つぅ…?」と。
 それは、どういう意味なのか、との意を込めて。
 それに。
「言ったとおりだぞ、井上?
 こいつはきりはらひろしだからな、政界にでもいるのが正しいんじゃないのか? それに、そんなことを言える立場でもないだろうが」
 相も変わらずの態度を変えもせず、そう言い切ってくださった。
「…えと、でも、戸籍には、山木って…」
 …のだが、何とか気力を振り絞り、そうあったはずだと言うが、
「そうなのか? だが、10年前には桐原と名乗っていたぞ?」
一刀のもとに切り捨ててくださった。
「えと、てことは、彼、……?」
「ああ、桐原の孫だな。確か三番目の娘の子供で、7~8歳の頃には桐原の家にいたはずだ」
 ソレには何とか納得はした。事実…まぁ、事実ではあろうが、…であれば、C.C.がそういうのにも納得する。
 桐原の孫であれば、政治家になるべく動くのも当たり前だろうから。とはいえ、あの桐原翁のこと(…そんなに知っているわけではないが)であるから、千尋の谷から突き落とされたとも考えられる。
 ので。
 まぁ、いいだろう。で、それをなぜC.C.が知っているかも気になるところだが、聞いたところで、どうせ「C.C.だからな」と言われて終わりだろう。
 だから。
 井上は、気になったもう一つのことについて問いかけた。
 おそらくは、ほとんどの者が気づかなかった事を。
 そして、それすらも答えないだろうと分かっていたので、そう言った本人ではなく、言われた本人に。
「言える立場でないって、どういうこと?」
と。



2へ




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